両方使ってみて、チルトの方が絶対に良いことを確信しました。ちょっと、バリアングル化の流れが来ているように感じましたので、それはやめて欲しいということです。バリアングルはチルトの進化版ではありません。
冒頭の写真のように、散歩写真撮りで気軽にローアングルするにはどうしますか?
モニターを傾けてライブビューしますよね。
私はこうやって撮っています
ストラップをピンと張った状態にして(ブレを抑える)高さ調整します。コレを撮りたい高さに応じて、直立、ひざをつく、しゃがむ、地べたに座ると組み合わせて行います。このときにライブビューが見える角度にモニターを傾けるわけですね。
これがバリアングルだとやりにくいんですよね~。
私はここ半年、チルトのNEX-5TとバリアングルのFZ300を使い倒して来ましたが、バリアングルのときは、あまりこのような撮影をしていません。なぜなら、メンドクサイからです。いちいち横に開く動作がメンドクサイんです。そのため、どうしてもバリアングル使用時には、アングルのバリエーションが少ないんですね。いろんな高さから撮った方が絶対面白い写真が撮れるはずです。アイレベルばかりだとツマンナイです。上記の例だと、シャッターボタンは親指で押します。
冒頭写真は…
「あらーネコちゃんかわいいですね~」
しゃがんで
液晶傾けて
パシャリ
「じゃあまたね~」
で終わりなわけです。
バリアングルのデメリット
- いちいち横に開かなければならない
- 横に開くのでモニターが光軸上に来ない
- 横に開いた状態でストラップが邪魔になる
- 撮影後横に開いたまま移動するのが微妙、いちいち閉じるのもメンドクサイ
というわけで、私は散歩写真撮りでFZ300を使うときは、どうしてもファインダー主体になっちゃうんですね。
FZ300ですと、超望遠で鳥さんとか狙うことが多いので、だいたいファインダーで撮っちゃうわけですが、それって結局、光軸上にファインダーがあるからなんじゃないかなと。モニター横に開くのもめんどくさいんで、モニター開かずにファインダーで撮ってるんですね。
光軸上にあるチルトならファインダー使わないでもいけるんじゃないかと。
ファインダーのデメリット
- アングル(高さ)の自由度が低い
- 近所の公園とかで使ってると怪しまれる
- 高さ調整するには体ごと
つまり…
冒頭写真のようなローアングルを撮るには、
敗退した高校球児の砂集めを撮る鬼畜カメラマンになるしかないわけです。
こんなの、お気軽散歩カメラじゃないですね。鬼畜カメラマンにならないでファインダー使用すると、使えるアングルが限られてくるわけです。
チルトのデメリット
(多くの機種では)縦構図に使えない。縦構図にも対応した機種もあるようです。
モニタ固定式
ありえない。
なんかネット見てると、一部のプロ機や上級機愛用者が、可動モニタやタッチパネルに拒否反応を示しており、私は全く理解できない。
中上級機こそチルトを採用してください
オレ的理想カメラは…
- ファインダーが光軸上にある
- モニターがチルト
- 操作ボタンが多い方がイイ
- タッチパネル
ということになりました。これが、思いのほか無いんです。
OLYMPUS E-M10MK2 が1,2,4を満たしているが、エントリー機種ゆえボタンが足りない(AFMF切替ボタンが無い)。惜しい。E-M5MK2は2を満たしてない、惜しすぎる。金額的にも許容範囲なので実に惜しい。
PANASONICはバリアングルばかり、チルトのGX7MK2は1,3を満たしていない。GF7じゃファインダー無いしボタン少なすぎて話にならない。
SONYはタッチパネル拒否病なので話にならない。NEX5系→A5100ファインダー無いしボタン少なすぎて話にならない。
富士フィルム? お、X-T10とかいいじゃん、これタッチパネルないの?富士フィルムは全然チェックしてなかったんでわからん。ああ、富士フィルム露出補正専用ダイヤルあっていいな~。
FZ300がダイヤルが足りないけど、まあまあボタンが多く使いやすい(AFMF切替とか慣れちゃうと必須になる)んで、出来ればボタンの少ない機種には戻りたくないです。
タッチパネルはタッチフォーカスに使うんですよ。コレ超便利だから、戻れませんよ。
バリアングルはチルトの上位版ではありません!
広く知ってもらいたい!
なんとなく、自由にグリグリ動くバリアングルの方が優れていると漠然と思っていませんか?
思っていました…
チルトじゃなきゃダメなんです。
究極は…
バリアングルで収納時にチルトするですが…
同じような考えの人居ないかな~と思ってググってみたら、非常に良くまとまった良記事を見つけました。
おわり。