GH5導入準備#4 VegasProプレビュー改善編 ビルド211アップデート GPU支援の傾向とか

4k60pエンコテスト_12_起動GH5発売まで十分期間があるので、その間に受け入れ態勢を整えておこう企画#4。4K60Pの編集のために、VegasProで解決したいことや、GPU(RX-480使用)支援の傾向を探ってみます。

2017/03/15現在、ソースネクスト版は最新ビルドではありません。

海外版のアップデータを使用します。

環境に依存することが多々あります、あくまでも私の環境での話です。

4Kプレビューだけで落ちる問題

既存の4K30P(8bit)のプレビューだけで落ちることがあるんです。原因を切り分けていきます。

GPU支援を切ると落ちない

4k60pエンコテスト_10_ビデオ設定

「GPUによるビデオ処理の高速化」をオフにすれば落ちません。せっかくグラボ買ったのに~

GPU支援有り時は「フル解像度」でロードすれば落ちない

4k60pエンコテスト_09_プレビュー画面

プロジェクトに素材がロードされるときに、「フル」(上図赤丸部分)であれば落ちません。これはなかなか見つけられなかった。ロードするときに「1/2」とかで、再生するときに「フル」にしてもだめです。

4K60P編集時は解像度よりFPSを重要視すると思われます(でないとかなりカクツク予想)。なので、これはいけない。

「GPUによるビデオ処理の高速化」をオフってくださいばかり

海外のフォーラムでは、結局「GPUによるビデオ処理の高速化」をオフってくださいばかり。根本的にGPU支援がうまくいってないソフトのようです。

(冒頭の画像)起動時の「GPUによるビデオ処理の高速化を初期化中…」でコケたりするらしい(自分はなったことが無いけど)

最新ビルド211で解決!

なんと、アップデートで解決しました。一応各種バグフィックスはやってるんですね。残念ながらソースネクスト版は最新ビルドがまだ来てません。211入れると全部英語になっちゃいます。(解決方法はググれば出てきます!)

GH5素材をプレビューしてみよう

4k60pエンコテスト_11_編集画面

素材については…

GH5 Downloadable Footage がVegasProやDavici Resolveで読めない After EffectsやEDIUSでは読める

を参照ください。

何もFXしない場合「GPUによるビデオ処理の高速化」をオフった方がヌルヌル

何もエフェクトを入れない素のプレビューでは、GPU支援切った方が早いです。

じゃーGPU使えないのか?

エフェクト乗せると俄然GPUが効いてくる4k60pエンコテスト_08_EFF設定

Mercalliとか重いエフェクトですが、Hardware Acceleration をオンにするとオフに比べて全然違います(それでも重いですが)。

Mercalliに限らず、ベーシックなエフェクトでもGPU支援が効いてきます。なんかエフェクトのせるなら、GPU支援あったほうが早いです。

GH5素材の4K60Pをレンダリングしてみよう

2つの素材を繋げて全体で10秒にカットしたものを、条件を変えてレンダリングしてみます。

 

GPUによるビデオ処理の高速化

オフ

GPUによるビデオ処理の高速化

オン

Mercalliなし 95sec 87sec

Mercalli

Hardware Acceleration

オフ

134sec 130sec

Mercalli

Hardware Acceleration

オン

111sec 105sec

「GPUによるビデオ処理の高速化」はちょっとだけレンダリングが早くなる。

Mercalliの「Hardware Acceleration」はかなりレンダリングが早くなる。

↓レンダリングのパラメーターはVegasなのでXAVC S を使用(これ自体が遅いらしい)4k60pエンコテスト_01_レンダリングフォーマット

まあ、レンダリングはちょっと早くなろうが、「寝てる間放置」確定かも。

ダイナミックRAMプレビューが勝手に?

上記10秒素材さわってて気がついたんですが、10秒をLOOP再生していると、何週か回してると急に軽くなるんですね。CPUも全然働いていない状態で。普段こんなことしないんで気づきませんでした。ダイナミックRAMプレビューを勝手にやってようなかんじです。

これは、GPUによるビデオ処理の高速化オフ時に発生しています。

ダイナミックRAMプレビューとは?

RamDiskみたいなものと考えればわかりやすいかと。4k60pエンコテスト_10_ビデオ設定

上側の赤丸内「4000」と入力しています。この容量内でRAM上にプレビュー用の事前レンダリングしてくれる機能です。ここの値、デフォルトでは「200」です。現在16GRAM積んでいますが、使用量みてるとそんなに使ってないんですね。(なので今回のシステム見直しにおいてメモリ増設は必要なしということになりました)

4GRAMプレビューに割り当てても全然問題なし。残り12Gで作業することになります。ここの数値を大きくしすぎるとメモリ不足になります。

この機能は、ツール-RAMプレビューの作成 で作成してくれるんですが、上記のような条件時に勝手にやってくれるとは気づきませんよね~。

まとめ

いじるならGPUあった方がよい。

いじらないならGPUあんま関係ない。

そして…

やっぱ8コアとかのCPUにするのが俄然効果有りなのでは?

このタイミングでRyzen登場とかできすぎだろ。

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Ryzen欲しい


AMD CPU Ryzen7 1800X AM4 YD180XBCAEWOF


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