1080p60で録画/配信できるHDMIキャプチャーボードまとめ 2016年7月

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1080p60fpsで録画/配信できるHDMIキャプチャーボード(BOX)の最新情報を調べてみました。キャプチャー機器は数多くありますが、60fpsに限定することで、ものすごい絞れますのでご参考にどうぞ。

ひとこと

キャプチャーボード(BOX)はどの製品も「ゲーム配信/録画」を謳っていますが、ゲームやらない方でも、あらゆるHDMIソースを録画できると何かと捗りますので、絶対に有った方がイイです。

キャプチャーボードのタイプについて事前に知っておきたいこと

エンコード方式

ソフトウェアエンコード

  • 録画ソフト、配信ソフト、録画コーデックの自由度が高い(GOOD)
  • ある程度のPCスペックが要求される
  • 配信に有利
  • データ転送量が多い

ハードウェアエンコード

  • 録画ソフト、配信ソフト、録画コーデックの自由度が低い(BAD)
  • 高いPCのスペックは要求されない
  • 配信には若干不向き
  • データ転送量が少ない

ソフトウェアエンコードの最大のメリットは、画質なんです。ハードウェアエンコードでは非可逆圧縮された(h264とかその機種の仕様に依存する)データしか得られませんが、ソフトウェアエンコードでは、お好きな可逆圧縮やさらには非圧縮が選択でき、編集耐性が向上します。写真でいうところの、RAWを編集するかJPEGを編集するかに似ています。

接続方式

PC内蔵(PCIe接続とか)

  • 安定性が高い
  • 場所を取らない
  • デスクトップPC限定

外付け(USB接続)

  • USB3.0の場合相性問題がある場合がある(BAD)
  • 置く場所が必要
  • ノートPCで使える
  • PCなしで動作可能な製品が有る
おまけ機能

パススルー端子

あれば便利だが、スプリッター使えばイイので実は全く重要ではない。

アナログ入力

そろそろ要らないんじゃないかな。

音声入力

あれば便利だが、ミキサー使えばイイので全く重要ではない。

ごにょごにょ

詳細はググってください。

個人的なポイント

外付けだからといってお手軽かと言えばそうでもありません。汎用性やワークフローの理解しやすさで考えると、「PC内蔵のソフトウェアエンコード」がオススメです。そもそも動画扱うなら高性能デスクトップPCを持っているべきと考えています。

では、現行製品情報をググってみます…が

実は強くオススメできる製品がひとつもありませんでした、何かを妥協することになります。

PC内蔵タイプ

最近は外付けタイプが主流で内蔵タイプは本当に少なかったです。

Skydigital フルHD対応 HDMIキャプチャーカード SKY-CXHDMIP-60F

ソフトウェアエンコード

まさかこの投稿筆頭に来るとは、各社内蔵タイプにやる気の無さがよくわかります。

最大の特徴は「AC3(DolbyDigital)/DTSのビットストリームをそのまま記録できる」こと。これは他機種にはありません。サラウンドでゲームプレイしている方には気になる機能です。

韓国メーカーであり、日本語公式サイトも見つからなくなりました。とっても不安ですね。以前調べたときはあったんですけどね。たしか、ごにょごにょ可能なはずです。

Skydigital フルHD対応 HDMIキャプチャーカード SKY-CXHDMIP-60F


Blackmagic Design キャプチャーカード Intensity Pro 4K

ソフトウェアエンコード

特徴は、4K30Pまでいけること、LPCMマルチチャンネルの音声を録れることです、が…

正直、未だに未完成、期待には応えてくれていません。今後もよくなる見込みを感じません。

高速なストレージを用意でき、非圧縮動画を編集できる方以外はオススメしません。(SATA6GのRAID0でも足りません)

所有しておりますので、関連記事は当サイト下記タグからどうぞ。

(タグ)Intensity Pro 4K

一応、ちゃんと動作はしますよ。

Blackmagic Design キャプチャーカード Intensity Pro 4K 003062


SKNET MonsterXX 1080 60p対応フルHDビデオキャプチャー SK-MVXX

ソフトウェアエンコード

最近後継機が出ましたが、まだ買えるので。ネット情報によると、安定して使えるとのこと。ごにょごにょも可能なようです。だがしかし…

値段が高すぎます。

シンプルに安定動作するので、値段さえ付いてくれば、定番製品になりえたのにね~。

SKNET MonsterXX 1080 60p対応フルHDビデオキャプチャー SK-MVXX


SKNET MonsterXX2 1080 60p対応フルHDビデオキャプチャーボード SK-MVXX2

ソフトウェアエンコード

2です。安価になりました。これでいいじゃん…

ところが、ネット情報によると、USB3.0のインターフェースをかましてあるとのこと。えええぇぇぇ!純粋なMonsterXXの後継機ではなく、外付けの「MonsterX U3.0R」を内蔵型にした仕様とのこと。USB3.0接続では、コントローラーチップの相性問題があります。なんだこれ。

SKNET MonsterXX2 1080 60p対応フルHDビデオキャプチャーボード SK-MVXX2


以上で内蔵型+ソフトウェアエンコードは終わりです。これは~ダメだわ。


Elgato Game Capture HD60 Pro

ハードウェアエンコード

内蔵タイプが欲しい場合「ハードウェアエンコード」になってしまうが、これがオススメなのかもしれないです。ライブ配信にも問題なく使えるようケアされているみたいです。メーカー公式サイトも、ココまでの製品とは違いやる気が感じられます

Elgato Game Capture HD60 Pro

外付けタイプ

現在主流の外付けタイプ。

AVerMedia USB3.0対応HDMIキャプチャー CV710

ソフトウェアエンコード

USB3.0接続のシンプルタイプです。アナログ入力があります。バスパワーで動作します。USB3.0製品の場合、対応するコントローラーチップを調べる必要があります。

AVerMedia USB3.0対応HDMIキャプチャー CV710 日本正規代理店品 DV366 CV710


AVerMedia Live Gamer EXTREME GC550 USB3.0対応

ソフトウェアエンコード

USB3.0接続で、上記CV710の上位Ver.といったところでしょうか。CV710と価格差はあまりありませんので、これがイイんじゃね。

「ソフトウェアエンコード」が欲しい場合、コレが一番オススメになるかもしれません。

アナログ入力、AUX入力、MIC入力、HDMIパススルーなどてんこ盛りで、CV710同様バスパワーで動作します。うん、コレガイイと思うよ。

「カバーを自由にデザイン」とかいうちょっとしたギミックもいいですね~。

AVerMedia Live Gamer EXTREME GC550 USB3.0対応HDMIキャプチャーデバイス 1080p/60fps DV399 GC550


SKNET USB3.0接続 HDMIビデオキャプチャーユニット MonsterX U3.0R

ソフトウェアエンコード

USB3.0接続のシンプルタイプです。パススルー出力があります。バスパワーで動作します。USB3.0製品の場合、対応するコントローラーチップを調べる必要があります。

CV710とほぼ同じスペック、違うのはアナログ入力(cv710)パススルー出力(MonsterXU3.0R)くらいですか。価格も似たような感じ。付属ソフトがCV710よりしょぼい模様です。

迷うくらいならGC550行っちゃった方がイイかもね。

SKNET USB3.0接続 HDMIビデオキャプチャーユニット MonsterX U3.0R SK-MVXU3R


以上で外付け型+ソフトウェアエンコードは終わりです。GC550イイじゃん。


Elgato Game Capture HD60

ハードウェアエンコード

USB2.0接続となります。USB2.0で間に合うということは、その程度の転送量しかないということで、ライブ配信の際の遅延が気になるところです。最近多くのYouTuberが使ってるようですので問題なさそうですが。逆にUSB3.0とちがって、コントローラーチップとの相性問題が無く安心して導入できます。パススルー出力有り。

Elgato Game Capture HD


Elgato Game Capture HD60 S

ハードウェアエンコード

USB3.0接続となります。HD60と何が違うのかよくわかりません。「インスタントゲームビュー」という機能があって、そのためのUSB3.0なんでしょうね。ライブ配信の際の遅延を低減できるんでしょうか。

Elgato Game Capture HD


AVerMedia Live Gamer Portable AVT-C875

ハードウェアエンコード

USB2.0接続となります。アナログ入力有り。パススルー出力有り。Elgato game capture hd60 と似たような性能なんでしょうか。価格もほぼ同じですね。

AVerMedia Live Gamer Portable AVT-C875 ポータブル・ビデオキャプチャーデバイス 日本正規代理店品 DV358 AVT-C875


ハードウェアエンコードの製品は使ったことがないので、正直使ってみないとわからないことが多いです。外付け+ハードウェアエンコードの製品の特徴としては、機種によると思いますが、PCなしで録画できることも挙げられますね


まとめ、雑感

ソフトウェアエンコードなら、GC550が良さそう。

ハードウェアエンコードなら、いくらでもあるから好きなの選べ。

という感じでしょうか。

もうPC内蔵タイプはどこもやる気無さ過ぎです。どれもオススメできません。

AVerMedia か Elgato の製品だけチェックしとけば良さそうなくらいです。

製品情報(AVerMedia) 比較表がすばらしい!

Elgato Gaming 簡易比較表有り、仕様がわかりずらい

何度もいいますが、別にゲーマーじゃなくてもHDMIキャプチャは有ったら便利なんですよ~

あと、

1080p60fpsで録画(配信)出来るのはここにあげたものくらいしか見つかりませんでした。1080p60fpsの入力は出来るが、録画(配信)はできない製品が結構見当たりますので注意しましょう。



アイコン_ハクセキレイ
持ってない製品の記事書くのは大変です


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