リニアPCMレコーダー DR-07MK2(TASCAM) レビュー 動画撮影時の別録り用での使用

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動画撮影時の音声別録り用での使用を目的として、リニアPCMレコーダー DR-07MK2(TASCAM) を購入しましたので簡単にレビューします。

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開封

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同梱品は乾電池、USBケーブル。そして…

4GBのMicroSDカードがすでに装着済みです。

余計な出費が必要ありません、4Gもあれば余裕です。

指向性マイクX-Y方式、A-B方式に対応!

↓XY方式160821-0004

↓AB方式160821-0003

マウント

底面中央部に三脚穴がありますので、これを利用します。ほんと、この穴1つあるだけで大違いです。

↓マウント例160827-0005

*上写真は小雨の中での撮影模様ですが、防滴や防水ではありませんのでご注意を。

このように、中央部に三脚穴がありますので、後ろ側にはみ出てしまい、ファインダーが覗けません。ファインダーがどうしても使いたいときは、何かかまして、シフトしてあげないといけません。

ウインドジャマーは既に購入済み(↓関連記事)

リニアPCMレコーダーR-09(EDIROL)をカメラにマウントする

使ってみた

メニューは日本語対応していますが、余りいじるところはありませんので、日本語でなくても全く問題ないレベルです。

↓マイク方式の変更検出160827-0003

正面向かって左のマイクの向きを変えると、上記画面が表示されます。X-Yで使う場合R-L、A-Bで使う場合L-Rとします。

↓メニュー160827-0002

再生機能は使わないので、[録音設定]、[その他]くらいしかいじるところはありません。

録音フォーマットは、PCM 96KHz 24Bit までいけます。楽曲製作や多重録音用の素材にするのでなければ、そのまま使える48KHz 16Bitでいいんじゃないでしょうか。

ローカットフィルターの設定、自動録音開始(設定したレベルを検出したら録音開始)の設定もここにあります。ローカットフィルターは散歩動画録りにはONにしたほうがいいと思います。遠くの車の音が小さい音でも結構低音が太いんです。閾値周波数はいろいろ試しているところです(40Hz、80Hz、120Hzから選択)。

↓録音スタンバイ160827-0001

RECボタンを押すと録音スタンバイ状態となり、入力メーターが反応します。もう一度RECボタンで録音開始です。

この画面で[QUICK]ボタンを押すと、[入力レベル設定]機能を呼び出せます。これはなんで[メニュー]から行けないんでしょうかね。

[入力レベル設定]は

  • オフ
  • ピーク検出
  • 自動レベル設定
  • リミッター

があります。

[ピーク検出]は、事前に最大音量を入力して、そこをピークにする自動設定です。町歩き動画とか事前に最大音量なんてわからないですから使えません。音楽収録用ですね。

[自動レベル設定]は、小レベルを大きく、大レベルを小さくしてくれるらしいです。音質よりも内容が重要な場合(会議録音とか)用ですね。

[リミッター]は、突発的な過大入力時のひずみを抑えるそうです。私はこれをONにしつつ手動で録音レベルを設定して使っています。

録音レベルの手動設定も、このスタンバイ状態から左右キーで行います。

↓USB接続160827-0004

USBでPCと接続するとこの画面が出ますので、[PC接続]を押します。ファイラーでPCにデータコピーしたら、本体のファイル削除しちゃいましょう。

*購入当初、原因不明のPCで認識しない現象がしばらく発生していました。いつの間にか普通に認識するようになりました、何もしていません。電源ON後にケーブル接続、または、ケーブル接続後に電源ONどちらも同様です。USB端子も2.0or3.0関係ないようです。謎です。

何しろメモリーカードが「Micro」と極小ですので、カード抜き差しとかしたくありません。

ホワイトノイズ

以前まで使用していた「R-09」はホワイトノイズが大きかったんですが、ソレと比較して圧倒的に少なくなっています。

2台並べて同時に録音開始し、PCで何らかの音声を再生して、そこをピークレベルとしてノーマライズすることで、同じ録音レベルとしたところ、全然違いました。

というわけで、これは使えます。

運用

リニアPCMレコーダーの出力をカメラのマイク入力に入れることはせずに、スタンドアロンで使用します。やはりカメラのマイク入力(ステレオミニ)がホワイトノイズの最大のボトルネックのようですからね。動画編集時に波形見て合わせれば済むことです。

お手軽音質UPにはちょうどイイんじゃないでしょうか。ガチで攻めに行く場合フィールドレコーダーだのXLR入力だの、投資額的にもきりがありません。

今のところ大変満足しております。

指向性マイク+ABorXY方式というところもポイントだと思います。余計な音を拾いにくくできますからね。

これに慣れたら、カメラにマイク入力あろうが無かろうがどうでもよくなります。

まとめ

お手軽音質UPに最適です。

ただし、もうちょっと安くてもいいようなモノです。購入時価格16K円でした。かなり昔ですが、最安時は10k円切っていたようです。まじで安物なんだな~。

これでまた動画撮影が楽しくなってきたわ~。

おわり。

アイコン_スズメ
HOLDボタンがONになってるの気づかずに壊れたと思ったのは内緒だ


ティアック 24bit/96kHz対応リニアPCM/ICレコーダー DR-07MK2J


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