安価で簡単セッティングと、一部で話題のジンバル Zhiyun Crane を導入しましたので、初ジンバル撮影レポートをします。ネオ一眼DMC-FZ300での使用です。
関連
Zhiyun Crane + NEX-5T 載せてみた SEL50F18での作例
セッティング
同梱物
- 本体
- グリップ(電池入れるところ)
- 充電器1個(MicroUSB入力)
- MicroUSBケーブル
- 電池と電池ケース(2個1SET×2)
- カメラ取り付けネジ
- レンズホルダー
- レンズホルダー取り付けネジ
- 各種ドキュメント
電池を充電します
2個1SET、予備1SETと充電器1個が付属します。
カメラを取り付けバランスを取る
充電している間に、カメラを取り付けてバランス取りしましょう。
↓1枚ペラの取説みてもよくわからんので、公式チュートリアル動画を参照しました。
4箇所のネジを、それぞれバランスの取れる位置にして終わりです。これだけです!多少傾いていてもちゃんと動きます。
私は今回ネオ一眼のFZ300をインストールします。コンデジですので、カメラの電源をONにするとニョキっとレンズが出てきますので、カメラの電源ON状態にしてからバランスを取ります。
キャリブレーションは、取説見た感じ、「狂ってきたらこうやりましょう」みたいなかんじだったので、やっていません。
電池を入れる
向きがわかりづらいです。製品側には何も書いていません。
取説の図を見て判断しました、こわいな~。
Li-ionですので、電池の扱いは十分注意しないといけません。
電源ON
電源ボタン長押しで電源ON。概ねバランスが取れていれば、ビシっと正面向いてくれます。よっぽどバランス悪くない限りいけるハズです。
動かしてみよう
↓コチラken asanoさんの動画が参考になりました、ありがとうございます。
セミロックモード
ジョイスティック上下でチルトします。左右PANはジンバルの向きに追従します。
ロックモード
ジョイスティック上下でチルト、左右でPANします。ジンバルをどこに向けてもカメラの向きが変わりません。安定感の有る映像に最適ですが、歩行中向きを変えるにはジョイスティック操作必須です。
フォローモード
ジョイスティック左右でROLLします。ジョイスティック操作なしでチルトPANさせたいときはこれ。
ジョイスティック
ゲーム機のアナログコントローラーのような感じです。何段階あるのかわかりませんが、傾きが浅いとゆっくり、深いと早い動きをしてくれます。
モード変更にはこのジョイスティックを押し込む動作が必要になります。これはちょっと不便。別ボタンで行いたいです。
別売りリモコンがオススメです。(といいつつ今日の練習にもって行くの忘れた)
インバートモード
通常がソフトクリーム持ち、吊るすスタイルがインバートモードです。インバートモードにして地面すれすれとかやりたいですよね。
カメラ部を左手で押さえて、グリップをグルっと上に回せばできます。ジョイスティックもインバートモードと勝手に認識しますので、上下逆になりません。
自分用カスタマイズなど
普段自分が撮影している環境を丸々載せたいんですね。
- リニアPCMレコーダーを搭載
- バリアングルを開く
- ストラップをつける
- 望遠でも使う
- スタンドをつけておく
ティアック 24bit/96kHz対応リニアPCM/ICレコーダー DR-07MK2J
問題なく動作します。しかーし…
インバートモードにすると干渉してしまうではないか!
インバートモードは必須ですので何らかの対策が必要です。
↓手持ちの部材で、リニアPCMレコーダーの位置をずらしてみます。
ついでにバリアングルも開くよ~。
まあ、いかにもバランス悪そうですね。この状態で最初に書いたセッティングをやっても絶対バランス取れません。それでもある程度動いてくれます。
この状態では、大きくPANすると横に倒れ、大きく下向くと前に倒れといった感じです。
足回り
スタンドは最近購入して実践使用していた、一脚とスタンドのセットのスタンドを流用します。↓
Sinvitron カメラ一脚 三脚支持台付き 5段 カーボン 軽量 DSLR、ビデオカメラに対応
いつでもバランス調整できるように、このシステム自体の水平を計る水準器を通します。↓
SUNWAYFOTO レベリングプレート LP-76 【正規日本代理店】
ストラップは、三脚穴つきのまさに求めていたもの発見しました。↓
shopk2z (ショップケーツージー) smartZストラップ カメラや三脚に 三脚ネジ穴にて脱着簡単 三脚の同時使用も可能なリストストラップ (2.グレー/ブラック)
FZ300の三脚穴が光軸上に無いことがここにきて大きな障害となる
リニアPCMレコーダー関係なしに、最初のバランス調整作業でバリアングルを開くと、左に傾いてバランスがとれません。
これ以上寄せられないため、そもそも左に寄っているのです。リニアPCMレコーダーを斜めにつけているのは、左に寄っている分を強引に戻しているわけです。
カメラを外したとき、カメラ取り付けネジを失くしそう
↓レンズサポートを使っていないのであれば、そこにねじ込んでおくと失くさないでしょう。
作例
それでは、初めてのジンバル撮影で惨敗した様子をどうぞ。
スタビ歩きなし。先述したバランスの悪い状態で撮影。テンパってて、カメラのセッティングいい加減です。
自分への課題、まだやってないこと、とか
- スタビ歩きは必須
- 手振れ補正の検証(4K補正有り、4K補正なし、フルHD5軸手振れ補正)
- リニアPCMレコーダーのマウント改善
- 撮影のアイデア
- 右を向いてしまうクセの改善
- カメラ側の露出設定など忘れないこと
- USB接続で、PCアプリを見てみる
- スマートフォンアプリを見てみる
- まだ走ってない
コレたまたま家にあったクランプですが、出来が悪すぎなんです。イイ取り付け方法ないでしょうか?
まとめ
買える値段に降りてきて、なおかつ、簡単セットアップ(まあ私の場合、乗っけてるカメラより高いんですけどね)。
今秋たくさんの魅力的なカメラが出て来ましたが、カメラボディーをポンポン買い換えるより撮影の幅が広がると思います。
ゴミにならないようがんばりましょう。